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2013/01/31 22:59
サイレントネーム産駒サイレンティオが芝マイルG2を最重量で強豪を迎え撃つことに
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/75950/silentio-packs-top-weight-in-14-horse-arcadia
日本生まれのサンデーサイレンス産駒でおもにアメリカで活躍し、現在カナダで種牡馬生活を送るサイレントネーム/Silent Name(netkeibaではダンジグアウェーの2002)。その産駒で昨年12月26日のG2サービューフォートステークスで重賞初勝利を挙げたサイレンティオ/Silentio(牡4)が、2月2日にアメリカのサンタアニタ競馬場で行われるアルカディアステークス(G2、4歳以上、芝8ハロン、14頭)に登録している。このレースは3月の米G1フランク・E・キルローマイルステークスと同コースで行われるステップレースでもある。
おもな相手は米G1勝ち馬ウィリーコンカー、米重賞2勝のウィルキンソン。ヨーロッパの重賞をともに2勝のバガボンドシューズとストロングスート、亜G1を4勝のサジェスティブボーイ。これらを相手に唯一のトップウェイトの123ポンドを背負って戦うことになる。デビューしてまだ4戦、重賞初制覇を果たしたばかりの馬にはこの上ない試練だと思う。
これらのなかで最も警戒したいのはウィリーコンカー。この馬は去年アルカディアステークス2着→フランク・E・キルローマイルステークス優勝としており、サンタアニタの同コースは得意中の得意だ。G1勝ち以降は不振だが、盛り返す可能性は十分。サジェスティブボーイも移籍した去年は1勝に終わったが、やはり芝マイルG1で2着があり、亜G1を4勝の実力は伊達ではない。あとはバガボンドシューズが移籍後初出走なのと父がBCターフ2着のシームーンを出したビートホロウで母父がJC勝ち馬シングスピールであることを考えると警戒すべき1頭だ。
いずれにせよ、前走とは比較にならないほど強い相手を迎え撃つ一戦で、もしもこれを勝つようなら、アメリカの芝G1戦線を賑わせる存在になるかもしれない。そして昨年の北米年度代表馬ワイズダンとの対決へ、と夢が広がる。その第一歩を飾ってくれるか、今週末はぜひ注目してみたい。