517件のひとこと日記があります。
2012/06/27 12:36
やっぱり平日はこっちかなあ、6月26日に気になったニュース
■BHAのハンディキャッパーによるロイヤルアスコットのレイティング
http://www.racingpost.com/blog/horse-racing/the-bha-handicappers/frankel-ly-a-demolition-at-royal-ascot/1060993/
まずは言及された数字を。プリンスオブウェールSはなぜかなし。
・クイーンアンS(芝マイル)
フランケル140、エクセレブレーション115、サイドグランス114、インドミノ112
・セントジェームズパレスS(芝マイル)
モーストインプルーヴド116
・コロネーションS(芝マイル)
ファーレンフォーユー117、スタースコープ110、アイリッシュヒストリー106
・ダイヤモンドジュビリーS(芝スプリント)
ブラックキャビア117+
・ゴールドカップ(芝ロング)
カラービジョン117、オピニオンポール116、サドラーズロック115
ポイントはやはりフランケルの140とブラックキャビアの117+。
フランケルは自己最高のパフォーマンスを見せたのは確かだが、エクセレブレーション以外はG2やG3レベルの馬ばかり。そんな連中にどれほど大差で勝とうとも、強豪ひしめき合った凱旋門賞でマークされたダンシングブレーヴの141を超えるのは難しい。
ブラックキャビアは季節の違う北半球に戸惑ったのか、レースぶりにいい評価を下すのが難しい。なにしろ同日に行われたウォーキンガムSより勝ちタイムが遅い。ただ、1988年のポサダ以来の牝馬による勝利だったことは記憶にとどめておくべきだろう。
■ブラックキャビアの母の父デザートサンが死亡
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/70819/black-caviars-broodmare-sire-desert-sun-dies
24歳で死亡。イギリス生産馬で現役時はイギリスでデビューして重賞で3回入着した後、アメリカのボビー・フランケル(あのフランケルの名前の由来となった名調教師)厩舎に移籍。準重賞2着やG2で3着はあったが結局重賞は勝てなかった。通算23戦3勝で、2着7回3着6回のイマイチ君。
ただ、オーストラリアで種牡馬入りすると、G1を13勝してニュージーランドで4回、オーストラリアで3回の年度代表馬となった名牝サンラインの父に。そして母の父としても現在22戦無敗のブラックキャビアを出し、超大物2頭に関与するという偉大な足跡を残した。
■JC勝ち馬スタネーラを生産したモイグレアスタッドの創設者が101歳で亡くなる
http://www.thoroughbredtimes.com/national-news/2012/06/26/walter-haefner-founder-of-moyglare-stud-dies-at-age-101.aspx
スイス人のウォルター・ハーフナー氏が101歳の大往生。サラブレッド生産のほかにも、日本法人もあるソフトウェア企業CAテクノロジーズの最大の個人株主になるなど、総資産4.3億ドルでスイス第3位の大富豪としてフォーブスに載っちゃうくらいの資産家。ていうか、資産家が趣味でサラブレッド生産をやってたってのが正しいか。
で、50年前のモイグレアスタッド購入の経緯がドラマっぽくて面白い。
アイルランドに旅行
↓
ダブリンで飛行機に乗り損ねる
↓
臨時で泊まったホテルのバーで生産者と意気投合
↓
モイグレアスタッド購入
運命やチャンスはどこに転がっているか分からんね。そして成功者はそれをちゃんとつかむ。生産に携わる前にも、50代で医者に勧められて乗馬を始めたら、平地競走のアマチュアチャンピオンになるまでうまくなってしまったらしい。
モイグレアスタッドは愛G1のスポンサーになってるくらい、アイルランドでは大手の牧場。ヨーロッパ調教馬初のアメリカクラシック制覇を果たすなど世界中でG1勝ち馬を出している。日本で有名な生産馬はなんといってもジャパンカップを勝ったスタネーラ。あとはサラフィナの父リヒューズトゥベンドあたりかな。
■エネルジアエレガンテが2歳戦シリーズのチャンピオンになったらしい
http://www.jcb.com.br/noticias/8445/nergia-legante-a-grande-vencedora-da-opa-dos-2-anos/
重賞の着順によるポイント制で22ポイントを獲得し、2位に6ポイント差をつけて1位に。
優勝ボーナスは15000レアルで、約57.6万円相当。