さよならムーミン

悲しい話は出来れば書きたくありませんでした。
でも日にちがたっても薄れていかない悲しみに、これは言葉にした方が心が軽くなるかも知れないとアップする事にしました。

1月13日(祝)中山第２レース、コーリングことムーミンはレース中に故障発症し、安楽死処分となりました。

競馬にはよくある事です。
これで過去幾多のお馬達が命を散らしたことか。

無事に引退できる事は当たり前ではないということを思い知らされました。

コーリングことムーミンは、オキテの産まれた牧場で2017年に誕生しました。
そしてオキテが競走馬を引退して紆余曲折あり、実家の牧場に戻った時、トネッコ真っ盛りの可愛いムーミンがいたのでした。
めちゃくちゃ可愛いけど「この仔はかじり魔だから気をつけて下さいね」と牧場の奥さんから注意されるほどのキカンボウでした。

オキテの里親仲間のNさんのご主人がムーミンと遊びに夢中で油断したときに腰の辺りをガブリっと・・・！
翌日そこは青アザがバッチリ。
イタズラの甘噛みでもさすがサラブレッド。
しばらく痛かったそうです。

そんなやんちゃ坊主がいつか立派な競走馬になって中央からデビュー。
楽しみ半分心配半分で、今回、事故内容を知るために見たレース映像が、彼のレースを見た初めてでした。
そして最後となってしまいました。

競走馬は、勿論騎手の方もですが、命をかけてレースに挑んでいるのですね。

コーリングは僅か３戦目で散ってしまいましたが、私の心にはあの噛みつきムーミンがずっと生きています・・・。

ムーミン、ゴール板間違えてるよ！

合掌


画像はトネッコ時代のムーミンです(坂本牧場さんのブログからお借りしました。事後報告お許し下さいね)。